新三井製糖(読み)しんみついせいとう

百科事典マイペディア 「新三井製糖」の意味・わかりやすい解説

新三井製糖[株]【しんみついせいとう】

三井物産系の精糖会社。業界トップ。機能性甘味料に強み。1947年湘南糖化工業として設立。1949年横浜精糖に改称。1970年大阪製糖(1940年設立)・芝浦製糖(1949年設立)を合併し,三井製糖に改称。合併後経営が悪化するが,工場閉鎖統廃合人員削減再建を果たした。〈スプーン印〉で知られる。スティックタイプの砂糖や新甘味料〈パラチノース〉など新商品開発に成功。2001年4月,新名糖と合併し新三井製糖となる。2005年4月に製造会社ケイ・エス並びに台糖と3社で合併し,再び三井製糖と改称。本社東京,工場千葉,岡山。2011年資本金70億円,2011年3月期売上高807億円。売上構成(%)は,砂糖89,食品素材9,不動産2。
→関連項目台糖[株]

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