中国、吉林(きつりん/チーリン)省の省都長春(ちょうしゅん/チャンチュン)の「満州国」時代の呼称。
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「チャンチュン(長春)特別市」のページをご覧ください。
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…日露戦争後,長春以南の鉄道は日本が利権を獲得し,第1次世界大戦の機会に乗じて,吉長,吉会,四洮,吉海線などの鉄道の敷設権を得た。また省内各地の鉱物の採掘権や森林の伐採権も獲得し,さらに1931年九・一八事件(満州事変)以後,日本がつくった傀儡(かいらい)政権である満州国の首都は長春におかれ,新京と改名され,本省は日本の植民地的存在と化した。省内各地では日本資本による略奪的な鉱物採掘や森林伐採が進み,松花江の豊満ダムの建設にも着手し,資源の日本への輸送と対ソ作戦を目ざした鉄道建設が推進された。…
…京哈線(北京~ハルビン)と長図線(長春~図們),長白線(長春~白城市)の分岐点にあたる。清末,漢族移住者が増加したため1800年(嘉慶5),現在の市の南郊にあたる長春堡に長春庁を置いたが,25年(道光5),寛城子(現在の長春市)に治所を移したのが始まりで,88年(光緒14)には長春府に昇格,1913年県となり,32年日本の傀儡(かいらい)政権の〈満州国〉誕生に伴い,その〈首都〉として新京と名づけられ,市制を敷いた。これより先1906年日露戦争後,日本が南満州鉄道(満鉄)経営に乗り出した結果,長春は日露の鉄道権益の境界となり,08年日本はここに満鉄付属地を設け,また10年旧市街との間に商埠地を開いた。…
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