新伝馬町(読み)しんてんままち

日本歴史地名大系 「新伝馬町」の解説

新伝馬町
しんてんままち

[現在地名]仙台市中央ちゆうおう二丁目

おお町五丁目の東、大町通両側町で、町並の長さは二町(奥陽名数)。北裏・南裏ともに侍屋敷が並び、東隣は名懸なかけ丁。古くは日形ひがた町と称したらしく、寛文九―一一年(一六六九―七一)の城下絵図に日形町とみえるが、延宝城下絵図では新伝馬町とあり、「封内風土記」では日形町ともいうとある。町取立ては、慶長一四年(一六〇九)頃には成立していたとされる名懸丁(貞山公治家記録引証記)との位置関係から、この頃には成立していたと考えられる。町方二四町の一四番目に列し、そのあとに列する南材木みなみざいもく町が寛永一二年(一六三五)頃の取立てとされるため、この年を下らぬと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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