新別府村(読み)しんびゆうむら

日本歴史地名大系 「新別府村」の解説

新別府村
しんびゆうむら

[現在地名]宮崎市新別府町しんべつぷちよう

江田えだ村の南、新別府しんびゆう川の北岸に位置し、東は日向灘に面する。元禄国絵図にはシンベフと訓が付される。天正八年(一五八〇)五月日の上井覚兼坪付(綾郷土史)には宮崎院の内として新別府名四反のうち二反とみえる。同一一年六月三日、上井覚兼は網船見物のため新別府に赴き、翌日当地と江田の漁船総出の漁を浜辺で見物している(上井覚兼日記)。天正年間に通用した日向国五郡分帳では那珂郡に新別府三〇町、天正一六年八月四日の日向国知行方目録にも新別府三〇町とあり、高橋元種領となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android