新北村(読み)にぎたむら

日本歴史地名大系 「新北村」の解説

新北村
にぎたむら

[現在地名]鞍手町新北

のぶ村の南東遠賀おんが川支流西にし(室木川)の上流右岸に位置する。東はつるぎ岳を境に中山なかやま村、西は八尋やひろ村、南は長谷はせ村。「続風土記」は当村の枝郷として長谷村田崎たさき村・田頭たがしら村をあげるが、長谷村はのちに分村した。延徳三年(一四九一)六月三日の年紀がある長谷寺旧蔵の鐘銘(太宰管内志)に「筑前国鞍手郡新北村亀甲山長谷寺」とある。また現古賀市薦野の天降こもののあもり神社旧蔵の天文六年(一五三七)八月一九日の年紀がある鐘銘に「鞍手郡植木庄新北郷居住丹治氏之信女」とあり、天文年間に当地は植木うえき庄内とされていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android