新在家町(読み)しんざいけまち

日本歴史地名大系 「新在家町」の解説

新在家町
しんざいけまち

[現在地名]武生市本多ほんだ一丁目・かつら

常盤ときわ町から西に折れた町で、油在家あぶらざいけ(室町)から新しく派生した町の意か。寛永二年(一六二五)の浅井永記録に新在家とみえ、家数六五(南条郡誌)。安永三年(一七七四)の前田家文書では八三軒(武生市史)。嘉永四年(一八五一)の記録に「本家七十一軒清水ノ上四軒地借三十三軒庄屋清水端十一軒歩行一」(南条郡誌)とあるが、清水端しみずばなは当町の西方を南に折れた通りの東側で、西側は竜泉寺りゆうせんじ門前である。

新在家町
しんざいけちよう

[現在地名]兵庫区中之島なかのしま二丁目

関屋せきや町の南に接する南浜の町。慶長七年(一六〇二)の兵庫屋地子帳(兵庫岡方文書)には屋敷地三六筆の「新在家の町」と一六筆の「(新在家)浦町」がみえる。元禄九年(一六九六)の兵庫津絵図井家蔵)によると浜に向かって三本の東西通りがあり、その西側にも二本の東西通りが描かれ、町全体が大きい。寛政八年(一七九六)の兵庫津各町家数人数書上(安田家文書)の家数一六三・人数八四三。

新在家町
しんざいけちよう

[現在地名]堺市新在家しんざいけひがし一丁・新在家しんざいけ西にし一丁

少林寺しようりんじ町の南に続く大道を挟む両側町。元禄二年(一六八九)堺大絵図に「新在家町」とあり、東頬二一筆・西頬一一筆で、町会所は東頬南端にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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