兵庫区(読み)ヒョウゴク

デジタル大辞泉 「兵庫区」の意味・読み・例文・類語

ひょうご‐く〔ヒヤウゴ‐〕【兵庫区】

兵庫

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日本歴史地名大系 「兵庫区」の解説

兵庫区
ひようごく

面積:一四・四四平方キロ

市の中央南部に位置し、東は中央区、西は長田区、北は北区、南は大阪湾に面する。北部は六甲ろつこう山地で、山中に発した天王谷てんのうだに川・石井いしい川が中央部で合流して新湊しんみなと川となり、西流して長田区で海に注ぐ。天王谷川に沿った国道四二八号は古く天王谷越とよばれ、六甲山地北側地域と灘を結ぶ主要交通路の一つであった。石井川支流の烏原からすはら川には明治三五年(一九〇二)に築造された上水道貯水池がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「兵庫区」の意味・わかりやすい解説

兵庫〔区〕
ひょうご

兵庫県神戸市中央部の区。 1931年湊西区として区制。 33年兵庫区に改称。 45年の区域改正で,湊・湊東両区を廃止,神戸区 (現中央区) ,兵庫区に整理統合。 73年北区を分区。区名は兵庫津に由来。大阪湾にのぞむ湊川の沖積地から成り,臨海地区は奈良時代から大輪田泊,のち兵庫津と呼ばれた港町として栄え,平安時代末期には福原京 (→福原遷都 ) がおかれた。明治以降は神戸港が外国貿易港であるのに対し兵庫港は国内貿易港となった。和田岬付近には幕末の開港以来,造船,車両,電機などの工場が立地し西部工業地区を形成。第2次世界大戦後の埋立てでその前面は西部第3工区としてさらに工業化が進んだ。湊川の旧河床に開かれた新開地は歓楽街として発展。和田岬砲台史跡。 95年の兵庫県南部地震では大きな被害を受けた。面積 14.67km2。人口 10万9144(2020)。

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