新客(読み)シンキャク

デジタル大辞泉 「新客」の意味・読み・例文・類語

しん‐きゃく【新客】

新来の客。
行者山伏などで、初めて山に修行に入る者。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「新客」の意味・読み・例文・類語

しん‐きゃく【新客】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あらたに来た客。新来の客人。また、初めてきた客。
    1. [初出の実例]「新客は極めて普通に無意識に、婦人(をんな)が癖として其鬢を掻上げるが如く」(出典:玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉九)
    2. [その他の文献]〔胡叟‐示程伯達詩〕
  3. 初めて大峰入(おおみねいり)するもの。行者や山伏などで修行のため、初めて山にはいる者。〔運歩色葉(1548)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android