日本歴史地名大系 「新宿横穴群」の解説 新宿横穴群しんじゆくよこあなぐん 神奈川県:逗子市小坪村新宿横穴群[現在地名]逗子市新宿五丁目披露山(ひろやま)公園から南東に延びる支尾根が海岸に達した部分の先端にある。大正一二年(一九二三)大地震による山腹崩壊により発見され、二二穴が確認された。鈴釧・ガラス玉・切子玉・琥珀玉など発見された多くの遺物は東京国立博物館・東京大学・逗子小学校(現在は一部を逗子市教育委員会が保管する)などに分散している。横穴は天井がドーム形、前幅が狭く玄門部が少し張出した形で、前壁があるものとないものがあるが、ないもののうちには崩壊によるものもあろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by