新日本体育連盟(読み)しんにほんたいいくれんめい

改訂新版 世界大百科事典 「新日本体育連盟」の意味・わかりやすい解説

新日本体育連盟 (しんにほんたいいくれんめい)

〈スポーツは万人の権利〉との理念のもとに1965年に創設されたスポーツ団体。略称新体連。〈いつでも,どこでも,だれでもスポーツを〉〈スポーツは平和とともに〉を標語とし,スポーツの大衆化と向上,平和と民主主義への貢献,スポーツ界の民主化などを目的におく。地域,職場,学園でのスポーツ活動の自主的発展に努め,各種のスポーツ教室,指導者養成,技術研修,競技大会などを開催。国と自治体にスポーツ施策の充実と民主的運営を働きかけ,政治商業主義によるスポーツへの不当な介入や利用に反対し,平和を守るスポーツ行動などに取り組む。1963年から開催されている〈全国スポーツ祭典〉は中心行事の一つで,近年は毎年5000~6000人が参加している。都道府県,市区町村に支部を組織し,日本勤労者山岳連盟,全国勤労者スキー協議会など種目組織を擁す。国際勤労者スポーツ委員会とも交流がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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