日本歴史地名大系 「新片原町」の解説 新片原町しんかたはらまち 香川県:高松市高松城下新片原町[現在地名]高松市塩上町(しおがみちよう)三丁目城下南東端の町人町。築地(つきじ)町の南端にある今(いま)橋から杣場(せんば)川の西岸に沿って南は高(たか)橋まで。川沿いの通りの西側に町家が並んだ片側町だったので、天保元年(一八三〇)新片原町と名付けられた(政要録)。もと東浜(ひがしはま)村に属し、天明年間(一七八一―八九)の城下図によると牢守下屋敷があり、川沿いに町家ができはじめている。天保九年の御領分明細記は新規の町として新片原町をあげ、松島片(まつしまかた)町を含めている。同一五年の城下図には新片町ともあり、築地町との間の水路に沿った土手道を通って木内屋敷を抜けると塩屋(しおや)町二丁目に出る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報