新田町遺跡(読み)しんでんまちいせき

日本歴史地名大系 「新田町遺跡」の解説

新田町遺跡
しんでんまちいせき

[現在地名]松阪市大黒田町 新田町

松阪の市街地の南西端にあり、坂内さかない川右岸に形成された自然堤防上にある。標高は約一七メートル。北側の水田面との比高は一メートルに満たない。現状は畑地と一部宅地で、周囲の宅地造成が進んでいる。遺物散布規模は東西約一五〇メートル、南北約五〇メートルを測り、縄文時代遺物の散布は西側に偏る傾向がある。縄文式土器は前期のもので北白川下層I・II式を主体とし、条痕文・爪形文・羽状縄文を施した極薄手の土器片がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android