新開発村(読み)しんかいほつむら

日本歴史地名大系 「新開発村」の解説

新開発村
しんかいほつむら

[現在地名]大島町新開発

本開発ほんかいほつ村の西、神楽かぐら川の左岸に位置し、集落内を北陸街道東西に通る。おもな集落は街道沿いにある。北接する鳥取とつとり村の北方に飛地長割ながわりがある。正保郷帳に村名がみえ、本開発村分を含めて高一千五七一石余、田方九一町・畑方一三町七反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では当村の草高一千五四石、免四ツ六歩、ほかに同五年の新田高八石がある(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の新開発村の言及

【開拓】より

…従来からの村域内部での農民による開墾は,個々の規模は小さくても,全体としては開墾面積の大半を占めていた。森林や沼沢地の開発や海岸地方の干拓は,〈新開発村〉を生み出したが,これは資金と企画力の必要な事業として,領主の指導下に行われた。〈新開発村〉は,計画的な立地,規則的な景観,新移住者の身分的自由と軽い負担,一円的領主支配を特徴とするが,エルベ川以東のドイツ人村落はこの典型である。…

※「新開発村」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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