方城町(読み)ほうじようまち

日本歴史地名大系 「方城町」の解説

方城町
ほうじようまち

面積:一八・三八平方キロ

田川郡の北部に位置し、南は田川市、東は福智ふくち山系を境に香春かわら町、北東は北九州市小倉南区、北西は赤池あかいけ町、南西は金田かなだ町に接する。町域の南西端を彦山川が北西に向かって流れ、南流する弁城べんじよう川・伊方いかた川・白鬚しらが川が彦山川に注ぐ。田川地方で最も多い六〇余の溜池によって耕地が開かれ(方城町史)、彦山川流域の沖積地帯には広い沃野が広がる。町域の南部を主要地方道田川―直方のおがた(田川直方バイパス)と県道夏吉なつよし直方線が走り、同県道から県道方城―金田線が分岐している。古代から現在に至るまで田川郡に所属。伊方にある古墳時代後期の伊方古墳は県指定史跡。古代の田川郡城田きた(和名抄)を継承した平安時代末期からみえる城田郷は、当町をも含んでいたと推測される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報