方枘円鑿(読み)ほうぜいえんさく

精選版 日本国語大辞典 「方枘円鑿」の意味・読み・例文・類語

ほうぜい‐えんさく ハウゼイヱンサク【方枘円鑿】

〘名〙 (「楚辞九弁」の「圜鑿而方枘兮、吾固知其鉏鋙而難一レ入」や、「史記‐孟軻伝」の「持方枘円鑿、其能入乎」による) まるい穴に四角な栓を入れる意で、物事がうまくかみ合わないことのたとえ。円鑿方枘
※幕府衰亡論(1892)〈福地桜痴〉二四「幕議の帰する所は方枘円鑿の勢を成したりき

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四字熟語を知る辞典 「方枘円鑿」の解説

方枘円鑿

丸い穴に四角な栓を入れる意で、物事がうまくかみ合わないことのたとえ。

[使用例] 幕議の帰する所は方枘円鑿の勢を成したりき[福地桜痴*幕府衰亡論|1892]

[解説] 二つ木材を組み合わせるとき、一方の木の端を細く削ったものが「ほぞ」で、それを入れる穴が「鑿」です。

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