方違ふ(読み)カタタガウ

デジタル大辞泉 「方違ふ」の意味・読み・例文・類語

かた‐たが・う〔‐たがふ〕【方違ふ】

[連語]《「たがふ」は下二段動詞》方違えをする。
大殿おとどへ―・へむとて渡り給ひにけるを」〈夕霧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「方違ふ」の意味・読み・例文・類語

かた‐たが・う‥たがふ【方違】

  1. 〘 連語 〙 ( 「たがふ」はハ行下二段動詞 ) 方違(かたたがえ)をする。外出方角が悪い場合、前夜によその方角に行って泊まり、そこから改めて目的場所へ行く。
    1. [初出の実例]「まらうどなん、しばしと思ひ侍りしを、四十五日のかたたがふるになん侍りける」(出典:落窪物語(10C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android