施薬院使(読み)せやくいんし

精選版 日本国語大辞典 「施薬院使」の意味・読み・例文・類語

せやくいん‐しセヤクヰン‥【施薬院使】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 施薬院[ 一 ]長官。施薬院別当と称した時代もある。平安時代以来、丹波氏が補せられた。やくいんし。
    1. [初出の実例]「置施薬院使員事、使一人 判官一人」(出典類聚三代格‐四・天長二年(825)一一月二日太政官符)
  3. 施薬院[ 一 ]のこと。また、施薬院の職員
    1. [初出の実例]「凡諸司史生者、〈略〉斎院司三人、〈略〉勘解由使十二人、施薬院使四人」(出典:延喜式(927)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android