旅の空(読み)タビノソラ

デジタル大辞泉 「旅の空」の意味・読み・例文・類語

たび‐の‐そら【旅の空】

旅行していて眺める空。
旅行先の土地にいること。家郷を離れている境遇。「旅の空にあって故郷を思う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「旅の空」の意味・読み・例文・類語

たび【旅】 の 空(そら)

  1. ( 「空」は、境遇・境地の意 ) 旅先の土地。旅先。多く、たよりなく心細い様子などにいう。旅空。
    1. [初出の実例]「旅のそらにたすけ給べき人もなき所に」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  2. 旅先でながめる空。旅空。
    1. [初出の実例]「たびの空くるも苦しなあづまぢのゆききのかたも見えぬ白雪」(出典:順集(983頃))

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