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旅順港口閉塞 りょじゅんこうこうへいそく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

旅順港口閉塞
りょじゅんこうこうへいそく

日露戦争の初期に,ロシア艦隊のこもる旅順港を封鎖した日本海軍の作戦。連合艦隊司令長官東郷平八郎中将の指揮のもとに,3次にわたり,老朽商船を港口に沈めた。第1次閉塞は 1904年2月 22日『天津丸』以下5隻で行われたが,ロシア艦隊の探海灯に発見されほとんどが港外で座礁。第2次閉塞は同年3月 25日『千代丸』以下4隻で行われ,大船の通航不能の程度にまで成功。このとき自沈船『福井丸』で,有名な広瀬中佐と杉野兵曹長の物語が生れた (→広瀬武夫 ) 。5月2日の第3次決行では,港口深く進入したが,完全封鎖に成功せず,8月 10日にはロシア艦隊は大挙港外に脱出し,黄海海戦となった。この海戦でロシア艦隊は大損害をこうむり,旅順に帰投。港内に閉じ込められたロシア艦隊は,その後,日本陸軍の二〇三高地からの観測砲撃によって全滅。

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