20世紀日本人名事典 「旗野十一郎」の解説 旗野 十一郎ハタノ トリヒコ 明治期の国文学者 生年嘉永4年1月23日(1851年) 没年明治41(1908)年6月16日 出生地越後国(新潟県) 経歴加茂町雛田一学の塾で漢学を修め、のち上京して共立学舎で英学を学ぶ。帰郷後、小学校、師範講習所の教官をつとめ、明治18年陸軍参謀本部御用掛編纂課に勤務。23年岩越鉄道会社創立に参加中途解約。25年東京音楽学校に韻学、文学の講義嘱託、つづいて教務となる。「川中島」「港」などを作詞した他、ロシア民謡「雁の叫び」などの訳詞にも活躍した。著書に「小学唱歌集評釈」(39年)など。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「旗野十一郎」の解説 旗野十一郎 はたの-とりひこ 1851-1908 明治時代の国文学者。嘉永(かえい)4年1月23日生まれ。雛田(ひなだ)松渓の塾にはいる。陸軍参謀本部の編纂(へんさん)官をつとめたあと,明治25年東京音楽学校(現東京芸大)で韻学と文学を講義。唱歌「川中島」「港」を作詞した。明治41年6月16日死去。58歳。越後(えちご)(新潟県)出身。名は正樹。字(あざな)は士良。号は桜平。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例