既にして(読み)スデニシテ

関連語 海道記 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「既にして」の意味・読み・例文・類語

すでに‐して【既して】

  1. 〘 副詞 〙 ( 副詞「すでに」に助詞「して」の付いてできたもの ) やがて。そうこうしているうちに。
    1. [初出の実例]「既而(すでニしテ)大臣、阿倍臣・中臣連に伝へて、更に境部臣に問ひて曰く」(出典日本書紀(720)舒明即位前(図書寮本訓))
    2. 「既にして斜陽景晩て暗雨しきりに笠にかかる」(出典:海道記(1223頃)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む