日の調(読み)ひのみつき

精選版 日本国語大辞典 「日の調」の意味・読み・例文・類語

ひ【日】 の 調(みつき)

  1. 調を貢納する形の一つ。古く、日ごとに天皇供御料(くごりょう)として朝廷にたてまつっていたみつぎもの。和泉紀伊淡路近江若狭の五か国が、日を分担して、食料品を献上していた。
    1. [初出の実例]「御食(みけ)つ国 日之御調(ひノみつき)と 淡路の 野島の海子の〈略〉鰒珠(あはびたま) さはに潜き出」(出典万葉集(8C後)六・九三三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 御食 初出

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む