日中の歴史認識問題

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日中の歴史認識問題

日本の高校教科書の戦争や植民地支配をめぐる記述が外交問題に発展した1982年の「教科書問題」により歴史認識が日中間の火種となった。その後も日本の閣僚らが侵略を否定する発言を行い、問題化するパターンが繰り返された。95年8月、当時の村山富市首相が「植民地支配と侵略への反省とおわびの気持ち」を表明する談話を発表した。その後、首相に就任した小泉純一郎氏の靖国神社参拝などを受け2005年に中国で大規模な反日デモが発生。これを機に双方の有識者による歴史共同研究が行われ、10年に報告書を公表。食い違いの大きい南京大虐殺の犠牲者数などは両論併記された。(共同)

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