ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日光皮膚炎」の意味・わかりやすい解説
日光皮膚炎
にっこうひふえん
solar dermatitis; sunburn
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…しかし現実にはICDとACDが共存したり,最初ICDで始まり,次にACDが起こるなど,発疹型や自覚症状を参考にしても,両者をはっきりと識別しえない場合もある。物質に紫外線があたって化学変化が起こり,その生成物がICDやACDを起こすときは,臨床的には日光のあたった部位にのみ皮膚炎が起こる日光皮膚炎photodermatitisの形となる。 皮膚炎の治療には一般にステロイド外用剤がよく用いられ,有効なことが多いが,難治のときにはパッチテストや使用試験,除去試験で原因物質をみつけ,環境から除くことが必要である。…
…しかし,このような皮膚の防御能力を超えて,過度の紫外線に照射された場合,皮膚は障害を起こす。これが一般にいわれる日焼けで,医学的には日光皮膚炎solar dermatitisという。晴天下の海水浴,スキー,戸外労働などではよく起こり,色の白い人のほうが色の黒い人より起こしやすい。…
※「日光皮膚炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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