日出ヶ島村(読み)ひでがしまむら

日本歴史地名大系 「日出ヶ島村」の解説

日出ヶ島村
ひでがしまむら

[現在地名]能登島町日出ヶ島

野崎のざき村の南西二〇町余にある海辺の村。小口こぐち瀬戸を隔てて三室みむろ(現七尾市)に対する。永正一五年(一五一八)三月能登を旅した冷泉為広の「能州下向日記」に「筆カ崎」とみえる。戦国後期頃の能登内浦村々給人注文写(諸橋文書)には「筆島」とあり、遊佐氏が給人であった。天正二〇年(一五九二)八月一五日の向田こうだ白山宮建立棟札(伊夜比神社蔵)には「日出島」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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