日出塩村
ひでしおむら
[現在地名]塩尻市大字宗賀 日出塩
塩尻市の最南端にあたり、南は贄川宿(現木曾郡楢川村)、北は本山宿に隣接する。西側を奈良井川が北流しその東の段丘上に村があり、東西に山が迫り谷が狭くて耕地が少ない。標高八〇〇メートルくらい。村境の桜沢(現楢川村)にこれより南木曾路の石の道標がある。この桜沢から牛首峠越えに小野へ出た初期中山道の谷道がある。その後、元和元年(一六一五)頃本山宿経由の中山道に改修された。
古代は崇賀郷、中世は草茂庄の一部である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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