日和佐保
ひわさほ
現日和佐町域に比定される保。高知県室戸市最御崎寺蔵の康暦元年(一三七九)五月日の朱漆足付盤銘に「海部郡日和佐保八幡宮」とみえ、神主の玄勝が日和佐八幡宮に奉納している。康正二年(一四五六)二月の宥染願文案(二階堂氏文書)に「阿州日輪之庄」とあり、当庄岐々之村新福寺(現由岐町)配下の藤原広次郎兵衛門頭長が熊野本宮御師の二階堂氏と師檀契約を結んでいるが、日輪之庄は日和佐庄の誤記とする説がある(海部郡誌)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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