日子八井命(読み)ひこやいのみこと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日子八井命」の解説

日子八井命 ひこやいのみこと

古事記」にみえる神武(じんむ)天皇皇子
天皇が狭井(さい)河(奈良県桜井市)のほとりの伊須気余理比売(いすけよりひめ)の家で一夜を共にして生まれた3皇子のひとり。神八井耳(かんやいみみの)命,神沼河耳(かんぬなかわみみの)命(綏靖(すいぜい)天皇)の兄。「日本書紀」にはみえず,「新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)」では神八井耳命の子とする。茨田(まんだ)氏の祖という。彦八井耳命とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例