20世紀日本人名事典 「日影丈吉」の解説
日影 丈吉
ヒカゲ ジョウキチ
昭和・平成期の推理作家,フランス料理研究家
- 生年
- 明治41(1908)年6月12日
- 没年
- 平成3(1991)年9月22日
- 出生地
- 東京都江東区深川
- 本名
- 片岡 十一(カタオカ ジュウイチ)
- 学歴〔年〕
- アテネ・フランセ卒
- 主な受賞名〔年〕
- 宝石懸賞小説(百万円懸賞第二席)〔昭和24年〕「かむなぎうた」,日本探偵作家クラブ賞(第9回)〔昭和31年〕「狐の鶏」,泉鏡花文学賞(第18回)〔平成2年〕「泥汽車」
- 経歴
- フランス語教師、原書による調理士の教育に当り、戦後は短編映画の制作をする。昭和24年「かむなぎうた」でデビュー。推理小説作家として活躍し「奇妙な隊商」「内部の真実」「恐怖博物誌」「女の家」「咬まれた手」「ひこばえ」「夕潮」などの作品のほか、ルルーの「黒衣婦人の香り」などの翻訳、エッセー集「味覚幻想」、短編集「泥汽車」など、著書は数多い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報