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日本の思想 にほんのしそう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日本の思想
にほんのしそう

日本の思想の特色は,基調として宗教的色彩があること,さまざまな思想を受容しつつも内的矛盾なく統一,習合しているが,直観的で非体系的であることなどがあげられる。歴史的にみれば明治の近代化までの思想は,神道,仏教,儒教の間で展開し,西洋思想の移入もキリシタン時代や江戸時代の蘭学研究にみられたが,根をおろすにはいたらなかった。明治維新以後は日本の近代化の過程で,西洋文明の摂取が最大の課題であった。思想界では,明治中期まで,西欧の思想の紹介に終始した。西洋の諸思想の影響を受けながら,日本的思想が形成されていくのは,維新期における行過ぎた伝統破壊が反省されはじめた明治末から大正にかけてであった。第2次世界大戦の終りまでは,国策遂行のための思想統制,弾圧が続いたが,1945年の敗戦により,創造的な思想を形成すべく現在にいたっている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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