精選版 日本国語大辞典 「日矢数」の意味・読み・例文・類語
ひ‐やかず【日矢数】
〘名〙 中世末から近世にかけて盛んに行なわれた、京都の方広寺三十三間堂あるいはその他の場所の通し矢競技の一つ。一昼夜二四時間に射た矢の数を競う大矢数(おおやかず)に対して、日中一二時間(明け六つから暮六つまで)に射た矢の数を競うものをいう。小矢数(こやかず)。また、その矢の数。
※江戸三十三間堂矢数帳(古事類苑・武技二)(1800)「頃日百射千射をはじめて、日矢数江戸一に到まで」
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