日米通商航海条約廃棄通告

山川 日本史小辞典 改訂新版 の解説

日米通商航海条約廃棄通告
にちべいつうしょうこうかいじょうやくはいきつうこく

1939年(昭和14)7月26日中国での日本軍事行動拡大に対して,アメリカ政府が対日経済制裁をとる際に法的障害となる日米通商航海条約を廃棄する旨を日本に通告したこと。その後野村・グルー会談で新条約締結の試みがあったが実現せず,40年1月26日失効した。原油鉄鋼などの重要物資をアメリカから輸入していた日本に大きな打撃を与えた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む