旺文社世界史事典 三訂版 「日米通商航海条約破棄」の解説
日米通商航海条約破棄
にちべいつうしょうこうかいじょうやくはき
日本軍の中国における軍事行動の拡大に対して,アメリカが経済制裁を実施するために1894年と1911年以来の通商条約破棄を通告。翌1940年1月26日に失効した。これにより石油や鉄などの戦略物資の対日輸出が禁止され,石油の90%をアメリカに頼っていた日本は苦しみ,資源を求めて東南アジアへの侵略を強化した。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報