日野コンテッサ1300クーペPD300型

日本の自動車技術240選 の解説

日野コンテッサ 1300クーペPD300型

日野のリヤエンジン乗用車の集大成、コンテッサ1300セダンクーペはイタリアのミケロッティのデザインによる流麗なスタイルで名声を博し特にクーペは国際自動車エレガンスコンクール等で数々の受賞をした。大型リヤエンジンの冷却対策としてラジエーターを後置きにし、冷却気を後方から吸い、下方へ出す方式とした。1964年9月にセダン発売、少し遅れて1965年4月にクーペを発売、1967年迄にセダン、クーペ合わせて5万5千台余を生産した。セダンとの主な相違点はキャブレーターをSUツインにして出力を上げた、フロントにディスクブレーキ(量産車では日本初の採用)、サスペンションのバネ定数を10%程アップし地上高を下げた、燃料タンクをフロントトランク後部に配置して重量配分の適正化と操縦安定性の向上を図った、等である。保管場所株式会社日野自動車21世紀センター・オートプラザ (〒192-0916 東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号)
製作(製造)年1965
製作者(社)日野自動車工業株式会社
資料の種類量産車
現状展示(静態)・公開
車名コンテッサ1300クーペ
モデル名PD300型
会社名日野自動車工業(株)
製作開始年1965
車種・用途乗用車
実車所在/模型あり
スタイルクーペ
ドア数2ドア
乗員4名
車両重量945kg
全長4,150mm
全幅1,530mm
全高1,340mm
タイヤサイズ゙5.60-13-4プライ
フレームモノコック
前軸ウイッシュボーン
後軸スイングアクスル
軸距2,280mm
前トレッドx後トレッド前 1235、後 1225mm
ステアリングラック・ピニオン
冷却/気筒配列水冷/直4
弁機構OHV
気化器SUツイン
内径x行程71×79mm
排気量1,251cc
最高出力/回転数65PS/5,500rpm
燃料タンク容量34
ハイブリッドシステム形式なし
変速機前4、後1
駆動方式RR
モード燃費-
参考文献日野技報 1965-3、日野自動車50年史
その他事項足ブレーキ:オイル;手ブレーキ:ケーブル、後輪作動;最終減速比:4.11;最高速度:145km/h;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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