ラジエーター(読み)らじえーたー(その他表記)radiator

翻訳|radiator

デジタル大辞泉 「ラジエーター」の意味・読み・例文・類語

ラジエーター(radiator)

蒸気温水を利用した暖房装置熱放射器。放熱器
自動車エンジンなどの冷却放熱器。

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精選版 日本国語大辞典 「ラジエーター」の意味・読み・例文・類語

ラジエーター

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] radiator )
  2. 蒸気や温水の熱を利用した暖房装置の放熱器。
    1. [初出の実例]「スティームの通って来るラディエターから」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
  3. 自動車などの水冷式エンジン冷却器
    1. [初出の実例]「あまりラゼエタアから湯気が立つので、中途で自働車は水を一ぱいのむことにした」(出典:旅‐大正一三年(1924)創刊号・キャメラの徳島旅行〈三島章道〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラジエーター」の意味・わかりやすい解説

ラジエーター
らじえーたー
radiator

放熱器のなかでとくに空気に熱を伝えるものをいい、空気と接触する側にフィン(ひれ状の突起)をつけた管の中に温水を通して放熱する構造が多い。一般には自動車などの水冷式内燃機関の放熱器をさす。内燃機関では、高温の燃焼ガスから伝わる熱でシリンダーなどが破壊しないように冷却するが、水冷(他の液体でも同じ)では冷却水が沸騰し冷却能力を失うのを防止し、冷却水温度を適温に保つために、冷却水の熱をラジエーターで空気に伝え、冷却水を冷却する。ラジエーターには温かい冷却水が機関についた水ポンプで循環し、空気は、機関または電気モーターなどで駆動されるファンで強制的に送られる。

[吉田正武]


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