日野デュトロ

日本の自動車技術240選

日野　デュトロ

２１世紀の物流に最も適した車を目標に、新しい発想から生み出した新小型トラック。普通トラックNo.1の日野が培った確かな技術を投入した「日野デュトロ」、そのコンセプトは「スマートで使いやすく、仕事のできる車」。あらゆる層のあらゆるニーズにお応えする新時代の本格小型トラック。９９年５月の発売以来、お客様から好評をいただいている「日野デュトロ」は、低公害車シリーズとして「CNGエンジン」、「LPGエンジン」、「ガソリンエンジン」（２トンクラス唯一）に加え、クリーンディーゼルテクノロジー\"DPR\"を採用した超低PM車シリーズと、DPNR車、小型トラック世界初のハイブリッド車を追加。保管場所日野自動車株式会社
製作（製造）年2006
製作者（社）日野自動車株式会社
資料の種類量産車
現状使用中・公開
車名日野デュトロ
モデル名ＸＫＵ３０８Ｍ
会社名日野自動車株式会社
製作開始年2006
設計者日野自動車株式会社
車種・用途トラック
実車所在/模型量産中
スタイルキャブオーバー
ドア数2ドア
乗員2名
車両重量2440Kg
車両総重量４６０５Kg
エピソード・話題性小型トラック・キャブオーバータイプ世界初のハイブリッドトラック”日野デュトロハイブリッド”が更に環境性能を進化させた。平成２７年度燃費基準を達成し、新長期排ガス規制をいち早くクリアした新型ディーゼルエンジンを搭載。より高性能化したパラレル式ハイブリッドシステムとクリーンディーゼルシステム”ＤＰＲ”を組み合わせ、走りのパワフル感はそのままに排出ガスやススなどを大幅に低減した。
構造キャブオーバー
バンパー付き
ステップ付き
全長4680㎜
全幅1695㎜
全高1980㎜
ランプ形式ハロゲン２灯式
タイヤサイズﾞ205/70R16
特徴力強い躍動感を演出するボリュームある大型グリルを採用。また、オプションとして視認性の高い大型白色フォグランプを内蔵した樹脂製フロントバンパーを採用した。
フレームコ字断面・梯子形
前軸ボールジョイント式
後軸全浮動軸管式
軸距2525㎜
前ﾄﾚｯﾄﾞx後ﾄﾚｯﾄﾞ1400㎜X1245㎜
車高調整無し
ステアリングラック＆ピニオン式
主ブレーキ油圧式・ディスクブレーキ
駐車ブレーキ機械式推進軸制動内部拡張形
ダンパー無し
スタビライザー付き（トーションバー式）
走行安定装置無し
特徴フロントには、新開発のコイルスプリング式独立懸架サスペンションを採用。ダブルウィッシュボーンをそのままに、トーションバースプリングをコイルスプリングにすることで、優れた操縦安定性と疲れの少ない快適な乗り心地を実現。また、リヤのリーフスプリング式サスペンションは、高い剛性と柔軟さを合わせ持ち悪路での走破性も確保していまる。更に、頑強で逞しい新開発フレームを採用し、過酷な使用環境でも高い信頼性を発揮する高剛性フレームにより、高いねじり剛性を実現し、架装時の余裕重量を充分に確保。しかも、走行安定性と振動やノイズを抑えた静粛性も獲得している。
原動機名N04C-H1
冷却/気筒配列直４・４サイクル水冷
弁機構ＯＨＶ
気化器無し
内径x行程104㎜X118㎜
排気量4.009?
最高出力/回転数100Kw/3000rpm
最大トルク/回転数353N･m/1600rpm
排気浄化酸化触媒
過給機ターボ付き
可変システム電子制御式
燃料タンク容量70?
特徴最新鋭の環境性能を備えた日野デュトロの独創のクリーンシステム“DPR”。燃焼温度を抑えるクールEGRや排ガスをクリーンにするDPR-クリーナー。そして、燃焼効率を高めるターボチャージャーをはじめ、コモンレール式燃料噴射システムやエンジン協調制御コンピュータなどを採用。地球にやさしいクリーンディーゼルエンジンを徹底的に追求した。
ハイブリッドシステム形式パラレル式
電動機種類交流同期電動機
電動機定格電圧300V
動力用電池形式ニッケル水素電池
動力用電池個数40個
動力用電池容量6.5Ah
機関最高出力/回転数100Kw/3000rpm
機関最大トルク/回転数353N･m/1600rpm
電動機最高出力/回転数36Kw
電動機最大トルク/回転数350N･m
変速機5MT/6MT
駆動方式4X2･後軸駆動式
モード燃費9.6km/?
参考文献浜野他 新小型トラック”ＤＵＴＲＯ”の開発について 日野技報ＮＯ．５２（２０００年）他

出典　社団法人自動車技術会