デジタル大辞泉
「ノイズ」の意味・読み・例文・類語
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ノイズ
- 〘 名詞 〙 ( [英語] noise )
- ① 騒音。雑音。耳ざわりな音。特に、ラジオ、テレビ、レコードなどの雑音。〔外来語辞典(1914)〕
- ② ( 比喩的に ) 有意味な情報に混入してそれをかき乱す、意味とは無関係な要素。無意味な情報。
- [初出の実例]「彼は、彼の思いついた仮説を、いわば一切のノイズを排して純粋培養してみたい」(出典:時間(1969)〈黒井千次〉三)
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ノイズ
(1)情報検索システムにおいて,ある情報要求あるいは検索質問に応じて検索を行ったとき,不適合情報であるにもかかわらず検索された情報.ノイズの生起原因には,システムに起因するものと意味的なものとがあり,後者の例として,索引作業,探索戦略策定,検索質問から検索式への変換,検索語の選択などの際に生じる概念と用語のずれがあげられる.ノイズの多寡を表す評価尺度としては,一般に精度が用いられる.(2)通信分野では,データ伝送の質をさげ,出力を変化させるランダムな信号をいう.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
ノイズ
Noyes, Alfred
[生]1880.9.16. スタッフォードシャー,ウルバーハンプトン
[没]1958.6.28. ワイト島
イギリスの詩人。オックスフォード大学卒業。プリンストン大学英文学教授 (1914~23) 。『ドレーク-ある叙事詩』 Drake: An English Epic (06~08) ,『マーメイド亭の物語』 Tales of the Mermaid Tavern (13) などで認められた。中世やエリザベス朝への郷愁を示す保守的な主題,伝統的手法を特色とするが,科学についての思索的な叙事詩3部作『灯火を掲げる人々』 The Torch Bearers (22~30) もある。『全詩集』 (51) 。
ノイズ
noise; bruit(仏)
M.セールが,従来の学問が目指してきた一元的体系をゆるがし,狂わせ,崩壊させてしまう障害物としての多様性や関係性を,体系性から逃れる詩的言語によって表現した用語。騒音。セールにあっては,視覚ではなく聴覚こそ,身体の働きのモデルとされ,このモデルの上に独自の現象学が記述された。
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ノイズ
信号の乱れ、余分なデータのこと。音声では雑音、映像では電波障害などによる画面の乱れなどをノイズという。ノイズを軽減する処理をノイズ・リダクションといい、信号に含まれるノイズだけを軽減し、信号を認識しやすくする。音楽用のカセットテープでは、ドルビーなどのノイズ・リダクションが用いられている。
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ノイズ
noise。画質を劣化させる要素のひとつ。「雑音」の意味から派生して、デジタル写真では被写体の画像信号にまったく関係のない有害な画像情報をいう。星のような小さなツブツブがでたり、均一なはずの被写体部分に色ムラが出たりする。撮影感度をアップしたり、長時間露出をすると目立ちやすくなる。
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ノイズ
1999年製作のアメリカ映画。原題《The Astronaut's Wife》。ジョニー・デップ、シャーリーズ・セロン共演のSFスリラー。
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世界大百科事典(旧版)内のノイズの言及
【加法過程】より
…このように増分が過去と独立になるような確率過程を加法過程,または独立増分過程と呼ぶ。連続時間をもつ確率過程X(t)についても同様にして,時刻tから後の時刻t+h(h>0)までの変移X(t+h)-X(t)がt以前の値{X(s);s≦t}と独立になるものを加法過程と呼び,応用面では,理想的なゆらぎやノイズなどの数学的記述と考えられている。とくにX(t+h)-X(t)の分布がtに無関係なとき時間的に一様であるという。…
【雑音】より
…ノイズともいう。必要な信号波に混入して,その正常な受信または処理を妨げる好ましくないじょう乱波のことをいう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」