旧ソ連の核管理(読み)きゅうソれんのかくかんり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「旧ソ連の核管理」の意味・わかりやすい解説

旧ソ連の核管理
きゅうソれんのかくかんり

ソ連邦解体後,旧ソ連諸国内の核兵器管理は,ロシアによる一元管理化への方向に進んでいる。旧ソ連諸国で核兵器が配備されているのは,ロシア,ウクライナベラルーシカザフスタンの4共和国である。戦術核に関して4共和国は,1991年 12月 21日に兵器のロシアへの移送と共同管理下での解体に同意した。一方戦略核兵器に関しては,翌 92年5月,アメリカとこれら4共和国との間で START議定書が調印されたとき,ロシア以外の3国が START実施後7年以内での兵器破棄かロシアへの移送と,NPT (核不拡散条約) への参加を表明した。しかしウクライナは,西側諸国からの経済援助の思惑と対ロシア安全保障の不安から,ロシアへの兵器移送を拒否している。 93年 11月にウクライナは STARTIに調印したが,現在ウクライナの非核化は進展していない。また旧ソ連諸国からの核兵器や核兵器技術者の第三国への流出や,核兵器の安全管理などの問題も現在焦眉の問題として浮上している。

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