日本歴史地名大系 「旧札幌控訴院庁舎」の解説 旧札幌控訴院庁舎きゆうさつぽろこうそいんちようしや 北海道:札幌市中央区大通西・大通東旧札幌控訴院庁舎[現在地名]中央区大通西一三丁目明治三八年(一九〇五)函館控訴院の管轄区域から青森県が外れたことを機に控訴院の移転問題が生じた。大正期に入って札幌への移転が決定、庁舎の建設は大正一一年(一九二二)に始まり、同一五年に竣工。設計は司法省会計課。外壁に札幌軟石、内部に煉瓦を使用し、煉瓦と軟石をかみ合せる組積造という建築技法を用いた。二階床は鉄筋コンクリート造、屋根は現在は鉄板葺であるが、当初はスレート葺であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報