デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「早月葉子」の解説 早月葉子 さつき-ようこ 有島武郎の小説「或る女」の主人公。日清(にっしん)戦争の従軍記者木部と結婚するが2ヵ月で破綻。のち婚約した木村のいるアメリカにわたる途中,船の事務長倉地と関係をもつ。すべてをすてて倉地と愛の巣をかまえるが,結局うまくいかず自滅的な死にいたる。国木田独歩の妻佐々城信子がモデルとされる。小説は大正7年「大阪毎日新聞」に連載。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例