早期がん(読み)そうきがん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「早期がん」の意味・わかりやすい解説

早期がん
そうきがん

局所限局し、治療によって高い確率で治癒が期待できるがん。早期がんの範囲臓器によりそれぞれ異なるが、たとえば胃がんの場合、粘膜および粘膜下層にとどまるがんをさし、この場合の5年生存率は90%を超える。リンパ節その他部位への転移があっても早期がんに分類されるがんもある。一方、早期がんの範囲を超えて広がったがんは、進行がんとよぶ。

[渡邊清高 2018年1月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android