進行がん(読み)しんこうがん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「進行がん」の意味・わかりやすい解説

進行がん
しんこうがん

早期がんの範囲を超えて広がったがん。

 早期がんの範囲は臓器によりそれぞれ異なるが、たとえば胃がんでは、胃の粘膜および粘膜下層にとどまるがんが早期がんと定義されることから、それより深い層(固有筋層)またはそれよりさらに深くに達しているものが進行がんとよばれる。

 進行がんは一般に、「手術のできない手遅れのがん」という誤ったイメージをもたれることがあるが、リンパ節転移も他臓器への転移も認めず、外科的な切除が可能なものや、リンパ節転移があっても切除できるものも少なくなく、また、複数の治療の組合せ(集学的治療)によって予後の改善が期待できるがんもある。

[渡邊清高 2018年1月19日]

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