早水神社(読み)はやみずじんじや

日本歴史地名大系 「早水神社」の解説

早水神社
はやみずじんじや

[現在地名]都城市早水町

JR日豊本線線路の北側、早水公園内にあり、西側に早水池がある。祭神は応神天皇・髪長姫・諸県君牛諸井。旧村社。創建の時期や由緒などは不詳。建久図田帳(長谷場文書)には島津庄日向方の内に早水社一三町七反中がみえる。これが当社とすると同図田帳の書写年代からみて遅くとも室町期にはあったことがわかる。天文一二年(一五四三)一一月、北郷忠相により再興された時の棟札があった(元禄一一年「神社由緒調帳写」都城島津家文書)。これ以前、文正二年(一四六七)一一月晦日の樺山氏の所領書上日記(樺山文書)には「早水寺」一八町がみえている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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