明神堂土壇(読み)みようじんどうどだん

日本歴史地名大系 「明神堂土壇」の解説

明神堂土壇
みようじんどうどだん

[現在地名]長井市白兎 大檀

白兎しろさぎの西方山麓部に位置し、標高は二四九メートル。付近は山林であるが、九基の土壇が現存し、そのなかの一基が昭和五九年(一九八四)発掘調査された。調査された土壇の平面形は底部一辺九メートル、上部四・五メートルの方形周溝をめぐらし、断面は台形上で周溝底部から土壇頂部までは二メートル。周溝は幅が一・五―二メートル、深さが四〇―六〇センチで、東側にブリッジ状の施設が認められる。土壇の構築にあたっては、まず周溝を掘下げ、その内部に土を盛上げ、周縁に土堤状に盛土を行ったのち、内部の土盛を行っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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