昏乱(読み)コンラン

デジタル大辞泉 「昏乱」の意味・読み・例文・類語

こん‐らん【×昏乱】

分別がなくなって、物の道理がわからなくなること。
世の中が乱れること。

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精選版 日本国語大辞典 「昏乱」の意味・読み・例文・類語

こん‐らん【昏乱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心がくらんで乱れること。分別がなくなって、ものの道理がわからなくなること。
    1. [初出の実例]「殷湯王の礼を説てきかせんと思へども宋の君昏乱なるほどに不説ぞ」(出典:足利本論語抄(16C)八佾第三)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐閔公元年〕
  3. 世の中が乱れること。
    1. [初出の実例]「京畿之間、昏乱無度、使鼻如一レ口、聖人鑒戒而已」(出典小右記‐長和三年(1014)四月二一日)
    2. [その他の文献]〔荘子‐漁父〕

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普及版 字通 「昏乱」の読み・字形・画数・意味

【昏乱】こんらん

乱れる。〔老子、十八〕大廢(すた)れて仁義り。智出でて大僞り。六親(りくしん)和せずして孝り。國家昏亂して忠臣り。

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