昔小判(読み)ムカシコバン

デジタル大辞泉 「昔小判」の意味・読み・例文・類語

むかし‐こばん【昔小判】

慶長小判に先立って鋳造された小判額面などは墨書されていた。

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精選版 日本国語大辞典 「昔小判」の意味・読み・例文・類語

むかし‐こばん【昔小判】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代最初の小判である慶長小判に先立って鋳造された(一説に文祿五年(一五九六)鋳造)武蔵墨書小判駿河墨書小判のこと。これらは慶長小判のように表面極印を打たれているものでなく、額面(壱両)や鋳造者名などを墨書したものである。
    1. [初出の実例]「茅莚敷寝の契枕の月 むかし小判を露に打行」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一二)

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