新撰 芸能人物事典 明治~平成 「星セント」の解説
星 セント
ホシ セント
- 職業
- 漫才師
- 本名
- 村山 袈裟夫(ムラヤマ ケサオ)
- グループ名
- 旧コンビ名=セント・ルイス
- 生年月日
- 昭和23年 1月16日
- 出生地
- 長野県 長野市
- 学歴
- 長野中央高卒
- 経歴
- 高校卒業後、商業デザイナーを目指して上京。様々な職業を経て、漫才師の“獅子てんや・瀬戸わんや”の弟子となる。昭和45年コント“トリオ・ザ・パンチ”で初舞台。47年星ルイスと漫才コンビ“セント・ルイス”を結成。178センチの長身でラフな格好をしたセントが、153センチと小柄でスーツ姿のルイスに早口でまくし立てるスタイルの、スピード感のある社会風刺漫才で人気を集める。漫才台本を一人で書き、“田園調布に家が建つ”“人間は万能じゃない、右目で右目が見られるか”などのギャグで一世を風靡、その芸風は“哲学漫才”とも呼ばれた。52年NHK漫才コンクールで最優秀賞を受賞。’70年代後半から“ツービート”と並んで東京漫才を代表するコンビとして活躍し、漫才ブームの先駆けとなった。傍ら、劇団を作るなど俳優活動も積極的に行い、テレビ「ここまでは他人」「盗聴」「懲りない女房たち」「ラストフレンド」、映画「落陽」「次郎物語」、舞台「罠」などに出演。平成14年肺がんのために右肺全摘手術を受け、15年後遺症から声がかすれるようになり漫才が出来なくなったとして、一方的にルイスとのコンビを解消した。
- 没年月日
- 平成16年 7月22日 (2004年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報