20世紀日本人名事典 「星加要」の解説
星加 要
ホシカ カナメ
昭和期の労働運動家
- 生年
- 明治42(1909)年7月11日
- 没年
- 平成1(1989)年5月28日
- 出生地
- 愛媛県新居浜市
- 学歴〔年〕
- 鉄道教習所卒
- 経歴
- 鉄道教習所から高松鉄道管理局課長。昭和21年四国鉄道従業員連合組合の結成に参加。22年片山哲内閣の1800円ベースに反対する左派攻勢激化の中、斎藤鉄郎らと国鉄反共連盟を結成、民同(民主化同盟)派の最初の旗揚げを行った。同年末国鉄労働組合(国労)書記長となり、24年行政機関職員定員法による共産党系幹部排除の後、25年副委員長に就任。26年政治的中立をモラルとする星加方針案が国労中執委で通ったが、新潟大会が否決され、平和4原則を採択したため辞任。その後は民社、同盟系の政治教育に当たった。画をよくし、独立展に入選するなど趣味人でもあった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報