20世紀日本人名事典 「星島義兵衛」の解説
星島 義兵衛
ホシジマ ギヘエ
大正・昭和期の実業家 岡山商工会議所初代会頭。
- 生年
- 明治18(1885)年12月17日
- 没年
- 昭和43(1968)年7月25日
- 出生地
- 岡山県児島郡藤戸村(現・倉敷市)
- 学歴〔年〕
- 東京高商専攻部銀行科(現・一橋大学)〔大正2年〕卒
- 経歴
- 素封家・星島謹一郎の長男に生まれる。父が経営する星島銀行に入り、政界で活躍する父に代わって銀行経営に当たる。傍ら、岡山電気軌道、中国鉄道などの役員を務めた。大正14年岡山県農工銀行取締役となり、昭和3年頭取に就任、19年日本勧業銀行と合併し顧問に退く。この間、岡山ロータリークラブを創立して初代会長、11年日本赤十字社評議員となり同岡山県副支部長を務めた。18年岡山県商工経済会会頭に就任、のち岡山商工会議所を創立し初代会頭となる。また岡山県観光協会会長、岡山県社会福祉協議会初代会長、岡山商工信用組合理事長、山陽学園理事長・校長のほか多数の会社役員などを歴任。乗馬を好み、大正6年岡山乗馬クラブを組織し、長逝するまで岡山馬術連盟会長を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報