星火（読み）せいか

精選版 日本国語大辞典

せい‐か‥クヮ【星火】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 陰暦五月の異称。〔元和本下学集（1617）〕
3. ② 流星の光。
   1. [初出の実例]「星火の如く後世に至りその火より蔓延して至大至明の火となりにけり」(出典：明六雑誌‐一〇号（1874）西学一斑・一〈中村正直訳〉)
4. ③ ( ②から転じて ) 物事の切迫したことのたとえ。
   1. [初出の実例]「或恐_レ生_レ変。冝_下発_二精勇二千_一。星火馳救_上」(出典：日本三代実録‐元慶二年（878）四月四日)
   2. [その他の文献]〔李密‐陳情表〕
5. ④ 小さな火。
   1. [初出の実例]「もし優鉢羅華の時処にあらざれば、一星火の出生するなし」(出典：正法眼蔵（1231‐53）空華)
   2. [その他の文献]〔薛能‐洛下寓懐詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【星火】せいか

流星。

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出典　平凡社「普及版 字通」